マジシャンロード
マニアックなゲーム紹介シリーズ。
どっかで聞いたことありそうなベタな名前なのに実際ほとんど知られていないであろうゲーム『マジシャンロード』。
ゲームセンターで餓狼伝説や龍虎の拳が流行るもっと昔のこと。
全く人気のなかったアーケードゲームである。
何故人気が無かったか。
難しかったから。
難しい。
無茶苦茶難しい。
ジャンルはアクションシューティング。
魔界村とかマドゥーラの翼に代表されるタイプの。
家庭用機種はNEOGEOで、その他の機種に移植はなし。
実は記念すべきNEOGEO第一弾ゲームなのだ。
驚くのがそのゲームの容量だ。
100メガショックでお馴染みSNK開発だけあり。
なんとなんと46メガ!
『NEOGEOなのに全然100メガじゃないじゃん』とか言わない。
最近ゲームがCD化してからはあまり容量の話はされなくなったが、わかりやすく言うとドラクエ2=1メガ、ドラクエ3=2メガ、ドラクエ4=4メガ、ドラクエ5=12メガ。
あの何十体のモンスターが仲間になって装備、成長システムまであるスーパーファミコンの名作ドラクエ5でさえ12メガ。
たかが横スクロールアクションがその4倍近い容量なのだ。
すごい。
しかも使うボタンは十字キーとAがショット、Bがジャンプ、C、Dは使用無しと超単純。
どんなゲームか気になってきたところでストーリーを紹介。
昔、ある平和な国に悪い魔王が攻め込んで来た。
勇敢な魔法使いは8つの魔法の書に魔王を封印。
国は平和に戻った。
その何百年後、魔王復活。
魔法使いの末裔エルタは魔法使いマスター『マジシャンロード』となり8つの書を取り返して再び魔王を封印する旅に出る…。
名前だけでなくストーリーもベッタベタだ。
全然期待できない流れになっているが、そこは46メガショック。
ゲームの中身は熱い。
主人公エルタは面の途中手に入るエレメントによって、7つの姿に変身できるのだ。
ざっくり言うとスーパーマリオがフラワーでファイアーマリオになる感じ。
ざっくりし過ぎてて500kbくらいの容量しかない雰囲気だが、実際は結構凄い。
以下が7つの変身。
マジシャン:何も取ってない状態。武器は魔法だが威力は弱い。
ドラゴンウォーリア:連射の効く炎が武器だが射程は短い。ジャンプ力も低く動きも遅い。
シノビ:炎のリングを投げる。動きが早くジャンプも高い。
ウォーターマン:投げるボールが地面につくと水の柱ができる。当たらないし連射も効かないので全然意味ない。
サムライ:詳細不明。
ポセイドン:詳細不明。
ライジン:詳細不明。
何故詳細不明か。
それは説明書には出てるが見たことがないから。
何故見たことがないのか。
最初に書いたがゲームが難し過ぎてそこまで到達しないのである。
っていうかこのゲーム8面まであるようなのだが。
自分、2面もクリアーできていないのだ。
持ち主なのに。
ゲーマーなのに。
普通アーケードゲームって、ちょっとゲームやってる人なら1面くらいはすぐクリアーできるようになってるじゃない。
初心者だって何回かやってれば、1面くらいは越えられそうじゃない。
でもこのゲームに関しては、全然違う。
自他ともに認めるゲーマーで持ち主の自分も今だにノーコンテニューでは1面もクリアーできず。
2面に至っては何十回コンテニューしても1度も攻略出来ずにいるのだ。
ちなみにコンテニューは無限なのだが。
ほんと凄い難易度。
これじゃあゲーセンにあってもみんな挑戦しなくなるのも納得だ。
せっかく名作なのに。
ライジンとか見てみてぇ!
誰か貸すから攻略してくれ!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんな古い記事にレスするのもなんですが・・・
2面すらクリア出来ないのに「自他ともに認めるゲーマー」はどうかと。
頭に自称を付けるか最後に(笑)を付けるべき。
投稿: 通りすがり | 2016年12月30日 (金) 09時43分